両替で損しないための記録のつけ方:レート表の見方と実レートの残し方
同じ国の中でも、両替所によってレートはかなり違います。空港、ホテル、街中の両替所、銀行。どこで替えるかで、受け取る金額が数%変わることも珍しくありません。
この記事では、両替所のレート表の見方と、両替したときに「実際のレート」を記録しておく方法を紹介します。
レート表は「買い」と「売り」の2列
両替所の掲示板には、通貨ごとに2つの数字が並んでいます。旧ソ連圏では、ロシア語で次のように書かれていることが多いです。
- Покупка(買い):両替所が、あなたからその通貨を買う値段
- Продажа(売り):両替所が、あなたにその通貨を売る値段
たとえば、アルマトイの両替所で「USD 買い 450.00 / 売り 453.00」とあれば、ドルをテンゲに替えるときは 1ドル=450テンゲ で計算されます。100ドルなら45,000テンゲです。
良い両替所の見分け方
- 買いと売りの差が小さい:差が小さいほど、手数料に当たる部分が少ない良心的な店です。上の例では差が3テンゲ(約0.7%)で、かなり良い水準でした。
- 市場のレートに近い:その日の市場レート(ニュースや為替サイトの数字)と比べて、買いの数字が近いほど得です。
- 手数料が別にかからないか:レートが良く見えても、別途手数料を取る店があります。替える前に「手数料はありますか」と確認すると安心です。
損をしやすいパターン
- 余った現地通貨を、また両替し直す:買いと売りの差を2回払うことになります。国を出る前に使い切るのが一番です。
- 空港だけで大きく替える:空港の両替所は便利ですが、街中よりレートが悪いことがよくあります。空港では当面の分だけにして、残りは街中で替えるのがおすすめです。
- 次の国の通貨を、手前の国で替える:たとえばキルギスのソムは、カザフスタンで替えるより、キルギスに入ってからドルで替える方が有利なことが多いです。
両替したら「実際のレート」を記録する
両替のたびに「出した金額」と「受け取った金額」を記録しておくと、次のようなことがわかります。
- どの両替所が、どのくらい有利だったか
- 旅全体で、両替でどれだけ目減りしたか
- 帰国後、どの通貨をいくら持って帰ってきたか
旅行用家計簿アプリ「旅の財布帳」では、両替の記録に出した額と受け取った額を入れるだけで、実際のレートが自動で計算されて残ります。メモ欄に両替所の名前を書いておけば、あとから比べるのも簡単です。
また、目安のレートから大きく外れた数字を入れたときは、保存前に「桁がずれていませんか」と確認が出るので、入力ミスにもすぐ気づけます。
まとめ
- レート表は「買い(Покупка)」と「売り(Продажа)」の2列。外貨を現地通貨に替えるときは「買い」を見る
- 買いと売りの差が小さく、市場レートに近い店が良い店
- 余った現地通貨の再両替と、空港での大きな両替は避ける
- 両替したら、出した額と受け取った額を記録して実レートを残す